Fem Touch/フェムタッチ~膣萎縮治療~
フェムタッチがおすすめの症状
- ・性交痛・性交時出血
- ・膣の萎縮
- ・膣の乾燥・かゆみ
- ・尿漏れ
- ・慢性的な膣の痛み・炎症・感染症
- ・婦人科検診時の痛み
外陰膣萎縮症(VVA)とは
外陰膣萎縮症(VVA)は、更年期や閉経後の女性に起こる症状で、QOLに大きな悪影響を及ぼします。閉経後においては、最大80%の女性に起こります。 女性ホルモンの低下により腟の粘膜が薄くなり、膣の乾燥、かゆみ、性交時の痛みや出血といった症状が現れます。さらに、尿失禁や尿路感染症といった泌尿器系の症状も合併することが多いです。
治療の選択肢としては、膣潤滑液の塗布や女性ホルモンの補充がありますが、作用するのは膣上皮のみです。また、乳がんの既往がある方にはホルモンが使用できないという欠点もありますし、ホルモンを投与すること自体に抵抗がある方もいらっしゃいます。
ケーゲル運動は、症状が軽い段階又は予防のための使用が有効であり、尿漏れが重度の患者様には、外科的手術が用いられておりました。 しかし最近は、女性の体への負担やダウンタイムなどを考慮し、フィラー注入やレーザーによる治療法が開発されています。 そんな中でも最近導入されているのが炭酸ガスレーザーです。
尚、性交痛・性交時出血の原因には処女膜強靭症も考えられます。詳しくはこちらの記事を御覧ください。処女膜強靭症|処女膜切開手術・切除手術 | 婦人科形成なら銀座駅徒歩0分のなおえビューティークリニック
フェムタッチとは
フェムタッチの特徴
ルミナス社Fem Touchは、低侵襲のフラクショナルスキャニングが特徴のAcuPluse CO2レーザーシステムと組み合わせた、新たな膣用CO2レーザーです。照射部位をスキャニングしながら連続波によるフラクショナルエネルギーを、膣壁に沿って均一に照射します。
フォーカスビームで瞬時に照射部位をスキャンすることにより、熱による主変組織へのダメージを抑えつつ、膣表面だけでなくさらに深い粘膜固有層にまで熱エネルギーを伝達できるパワーを持っています。そのため、従来の炭酸ガスレーザーのようなダウンタイムはほとんどなく、照射時の痛みもないため麻酔は不要です。
Fem Touchは、照射部位の組織の再構築と線維芽細胞やコラーゲン生成を活性化し、照射から約1カ月後には、血管に富んだ厚みのある膣粘膜が形成されます。また、膣内の潤いや乳酸杆菌の定着を回復させることで、膣内の酸性ph環境を整え、感染症から膣を守ります。さらに、尿道や膀胱を支える壁の支持組織も強化されるため、尿漏れの改善にも効果を発揮します。
1回で効果を実感できる方もおられますが、症状によっては2~3回の照射がおすすめです。その後はメンテナンスとして、半年から1年に1回程度の照射をおすすめしております。
当院には、膣萎縮・尿漏れのための治療が数多くございますので、患者様それぞれにどの施術が最も効果的なのかはカウンセリングにてご相談ください。
フェムタッチの効果
- ・膣壁を柔らかくなり、弾力がもどる
- ・膣の中の潤いが増す
- ・膣の自浄作用の回復
- ・性交痛の改善
- ・尿漏れの改善
- ・性交時の満足度アップ
フェムタッチの施術について
施術時間 | 5~10分 | |
---|---|---|
麻酔方法 | 痛みはほとんど感じませんので、麻酔は不要です。 | |
施術料金(税込) | 1回 88,000円 | |
3回セット 220,000円 | ||
フェムタッチ3回+エムセラ6回 275,000円 | ||
オプション DVS(成長因子)注入 11,000円(4㏄) |
*DVS(Vaginal Rejuvenation System)とは GF グロースファクター(細胞成長因子)を主成分とし、膣乾燥やたるみ、膣内の炎症を改善し、膣壁の柔軟性、弾力、ハリなどを良くすることにより、性交時の障害を取り除きます。 米国FDAの正式な認可を取得しております。
フェムタッチの施術後の経過と注意点
- シャワー:当日から可能
- 入浴:翌日から可能
- 性交:3日後から可能
- 通院:必要ありません
- ダウンタイム:施術後の出血はほとんどの場合ありません
治療における主なリスク、副作用
- 出血、痛み、おりものの増加が2,3日みられることがあります。
Fem Touchに関するよくあるお悩み
その他の膣萎縮治療
最終更新日:
特記事項
■当院で取り扱う治療はすべて自由診療です。
■効果や痛み、ダウンタイム等には個人差がございます。
■各治療で使用する医療機器・医薬品について
- 1) 医薬品医療機器等法上の承認を取得しておりません。
※「フェムタッチ」「ビビーブ」「DVS(Vaginal Rejuvenation System)」はアメリカFDAで承認されています - 2) 医師が個人輸入により入手したものです。
※参考:個人輸入された医薬品等のリスクに関する情報
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/health_damage/ - 3) 同一の成分・性能を有する、他の国内承認医薬品等はありません。
- 4) 重大な副作用などが明らかになっていない可能性があります。
※判明している副作用・リスクは各治療ページでご案内しております
医師紹介
なおえビューティークリニック 院長喜田直江
平成13年 京都府立医科大学卒業後、産婦人科医として多数の分娩・手術症例を経験。
平成15年 形成外科医として、形成外科の基本から縫合の技術まで幅広く習得。
平成18年 大手美容外科にて美容外科・美容皮膚科全般を習得。とくに婦人科系の美容手術は、日本でも有数の症例数を誇る。
平成23年10月、東京銀座でなおえビューティークリニックを開院。美容婦人科治療専門クリニック。
TV、雑誌など多数のメディアに出演中。
日本形成外科学会会員、日本性科学会会員、日本抗加齢医学会会員、ビビーブ認定医、ウルトラヴェラ認定医